cb400four nc36 キャブレター再生OH
茨城県 H様ご依頼のフル再生OHです。
cb400four
nc36 キャブレターオーバーホール
ピストン部分は比較的まだ綺麗な状態ですが、ダイヤフラムは‥
左から2番目に破れ有り
3〜4番目、位置決め部分に千切れが有りますがコレは機能的に支障有りません。
これらは最終的に張替えます。
全体的に汚れとガソリンの滲み、キャブ本体内部にはうっすらとサビが行き渡っています。
続いてスロットルバルブ=バタフライを外しシャフトを抜いていきます。
最後に非分解部分のめくらを外し‥
再メッキの準備を施しメッキ加工へ
その後は小物類の洗浄、ボディの洗浄&ウェットブラスト加工
※洗浄工程は非公開となります。
メッキ加工から戻って来た時点で次はシャフト部分ガタの確認、ガタがある場合は下穴を開けてブッシュ打込みガタ修正。
無意味と判断した場合は無闇に加工は施しません。
ガタの確認、修正が終われば各部点検を経ながら組み立て段階へ。
ここからは画様少なくて申し訳御座いませんが‥
シャフト部分のフェルトも全て新品に交換し、スロットルバルブ=バタフライを新品に交換
両サイドのシャフトシールはゴム製でヒビ割れが生じており、二次エアーの原因にもなりますので状態問わず新品に交換します。
最後にバルブシートの修正
フロートの点検
ジェット類の取付け
そして張替え済みのダイヤフラムを取付けてボディはほぼ完成となります。
当店のダイヤフラムは安心の国内生産
耐油、耐熱320℃、耐久性
素材はフッソを採用し純正品を改良、全てにおいて純正品より性能は格段に向上した作りとなっています。
※ダイヤフラム張替えのみのサービスも行っておりますので、その際はピストンバルブのみお送りください。
料金は1基 ¥8,500
1台分は×4となります。
※1基のみでも交換可能ですが、基本4基同時交換を強くお勧め致します。
最後に燃料漏れ、実油面の確認、専用機器にて同調を取り、スロットルセンサーの作動確認を終えれば完成です!
納期は現在混み合っており約1カ月〜
キャブレターでお困りの方はお気軽に当店HPまでお問い合わせください。
各種旧車二輪キャブレター レストア
再生サポート
オーバーホール専門店
シーサイドグラス
スロットルバルブ交換 バタフライ
GL500 キャブレターオーバーホール
ホンダ GL500
キャブレターオーバーホール
などと構造はほぼ同じですので、上記車種をお持ちの方は参考にして下さい。
cb750のキャブレターオーバーホールも後日アップしていきます。
作業工程も他のキャブレターオーバーホールとほぼ同じですので、先ずは全てバラしていき、メッキ加工に出す小物類などを先にブラストしてメッキ準備へ
全てバラしていき、洗浄、ウェットブラスト
エアーカットバルブはガチガチになっている物や薄く透き通っている物、溶けてベタベタになっている物と状態は様々ですが、状態問わず全て新品に交換します。
シャフトにガタが有ればガタ修正しますが、今回のキャブボディは状態良くガタも有りませんでしたので、今回はそのままいきます。
シャフトシールは純正品を改良した物に交換
非分解のメクラ蓋も再メッキ
圧入のスタータージェット
抜き取ったスタータージェットは洗浄してから再圧入で入れていきます。
後はメッキ加工から戻って来た部品で形にしていき、キースターのリペアキットを使い仕上げていきます‥
トップカバーはバフ研磨‥
最後にエアーカットバルブの作動確認、実油面の調整、専用機器にて同調を取って完成です。
ここまでの作業で納期は現在で約2〜3週間
※現在混み合っておりますので、1カ月前後掛かる場合もあります。
キャブレターでお困りの方はお気軽に当店HPよりメールにてお問い合わせください。
各種旧車二輪キャブレターレストア
再生サポート
オーバーホール専門店
シーサイドグラス
ゼファー400 χ キャブレターOH
ゼファー400カイ
キャブレターオーバーホール
今回も所々写真撮り忘れで画像少な目ですが‥
ゼファー400のキャブレターとほぼ同じですので、撮り忘れた部分は併用、ゼファー400 OHのページを参考にしてください。
before
キャブヒーターは外部で断線し見た目で分かる物や、内部で断線し見た目分からず機能していない物が良く見られ、キャブヒーターの交換はオーナー様に判断を委ねております。
エアーベント連結部分のOリング
このOリングは100%交換です。
見た目亀裂など無く大丈夫そうでも‥
ほとんどこの様な状態で再利用不可です。
ゼファー400のエアーベント、吸排気口は一基に対し1箇所
ゼファーχの場合は4基に1箇所
真ん中に付いているこの太いエアーベントチューブ
この1箇所からエアーの吸排気をしますので、先程のOリングに亀裂が有ると二次エアーを吸いピストンバルブが正常に機能しなくなります。
重要部品の一つですので、見た目状態問わず必ず交換しましょう。
シャフト部分のフェルトは計2カ所
全て新品に交換します。
細部に渡ったサビや不純物、これらを専用の薬液で取り除き、最後はウェットブラストを施し残ったメディアを超音波洗浄機にて完全に取り除き次の行程へ。
シャフト部分に摩耗によるガタ、隙間が有れば二次エアーの原因となりますので、下穴を開けてブッシュを打ち込みます。
※cbxのOHページを参照。
スロットルバルブ=バタフライを仮付けして4基を繋げます。
そして、バタフライの微調整
新品のバタフライだからそのまま付ければ終わり、では無く、この微調整はボディに対して100%必要でここが職人の腕の見せ所です。
次にバルブシートの確認
バルブシートのテーパー部に摩耗が有ればバルブとの当たりが悪く、オーバーフローの原因に。
特殊治工具にてテーパー面を修正していき、オーバーフローの原因を取り除いていきます。
後はジェット類を組み込んでいくのですが、ジェット類も適正トルクで締めれば終わりでは無く、締め込んだ後にも確認する箇所があります。
ジェットの種類によりジェットにテーパー加工されている部分があり、そのテーパー部分には機密を保つ役目があります。
確実に機密を保てないと、そのジェットは100%機能しない、という事になります。
後はフロート、ダイヤフラムを確認し問題無ければ組み込んで形にしていきます。
最後に燃料漏れ、実油面の調整確認、専用機器にて同調を合わせ‥
K-TRIC裏のOリングも新品に交換し、取り付けてから正常に作動するか確認して‥
やっと完成!となります。
※こちらのOリングは二次エアーを吸う部分でも有りますので、純正より分厚めのOリングに交換。
ここまでの作業で納期は現在で約2〜3週間
※現在混み合っておりますので、1カ月前後掛かる場合もあります。
キャブレターでお困りの方はお気軽に当店HPよりメールにてお問い合わせください。
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XT250 キャブレター OH
after
今回作業中の詳細写真を撮れ忘れましたが、この手のキャブレターで重要な部分の一つが‥
加速ポンプ付きのフロートチャンバー
長期放置車両などの場合、ガソリンが腐りジェット類などを詰まらせたりしますが、この手のフロートチャンバーは思った以上に複雑で、ジェット類よりも詰まります。
キャブクリーナーや高圧エアーで貫通を確認しても、それは100%OK‥とは言えません。
フロートチャンバーの構造上、詰まり易く、詰まりが取れにくい構造ですので五感を駆使して完全に貫通させる事が大切です。
オーバーフローパイプの亀裂も目視では分かりづらいので見落としがちですが、ご自分でOHされる際はこの2点に注意してOHしてください^ ^
各種旧車二輪キャブレターレストア再生
オーバーホール専門店
シーサイドグラス
zxr250 キャブレター オーバーホール
zxr250
zxr400やバリオス等も同じ形状のcvkキャブレターですので参考にして貰えればと…
見た目はかなりの腐食具合、フロートチャンバーを開けると更に腐食…
フロートピンを止めているネジはサビで頭が無くなっている状態で、他に何箇所も
頭が残っていてもカステラ状態でボロボロと崩れ落ち、ネジだけがボディに残ります
腐食具合によってはボディに致命的なダメージを与えてしまっている場合が有りますので、OH可否の判断はやはりバラしてみないと分からないのが現状ですが、今回のキャブはボディに致命的なダメージは無いと判断
オーナー様に報告後、OH続行
今回はバラす段階で手がドロドロになってしまうので作業途中の画像は有りません。。
ボディに残ったネジはボディのネジ山を壊す事無く綺麗に取り除き、損傷有る場合はヘリサートで対応します。
ボディ自体に致命的なダメージが無ければOHは可能ですので、不調のキャブレターでお困りの方は当店までお気軽にお問い合わせください。
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ゼファー400 キャブレターOH
ゼファー400のキャブレターOH
レストア再生
↑OH前
HPやブログ用に画像を撮って作業を進めようと思っているのですが、忘れて早速チョークステーを外してしまっています^^;
先ず、大まかに欠品や破損状態の有無等を確認しながらバラしていきます
と同時にメッキ準備
ガスケット再利用で液体ガスケット
OH歴有りですね‥
4つに分離しキャブ本体とジェット類をキャブクリーナー等の液体にドブ漬け‥
と、ここまでは良くネット上に出回っているキャブOHのやり方だと思いますが、当店は専門店ですので上記のやり方に「右にならえ」では‥
キャブの状態によりますが、上記のやり方で直る場合もあります
その際はガスケットやOリング等の消耗品は確実に交換をお勧め致します。
先ずは自分でチャレンジしてみる、その精神は大切だと思いますし私は好きですね^ ^
ここまでがOH
これからがレストア再生です。
少し話しが逸れましたが‥
続いてスロットルバルブ=バタフライを外し、非分解のめくら蓋も外して
完全に分解完了です。
↑廃棄部品
小物類をブラストしメッキに出します。
錆びたままでもメッキ出来ますが、綺麗に仕上がりません。
綺麗に仕上げる為に下準備は大切で、塗装と同じですね。。
その後の行程は非公開となりますが、数種類の洗浄液に浸けウェットブラスト、超音波洗浄、細部にわたるブラストのメディアと不純物を除去
状態を見ながら納得いくレベルまで行程を繰り返しボディを仕上げていきます
ボディが完全に仕上がり、小物類のメッキが戻って来た時点で組み上げ段階へ
この状態で初めてシャフト部分のガタを確認し、ガタが有ればブッシュを打ち込みます
ガタ修正は無料です。
cbxキャブを参考に、写真撮り忘れました‥
そして、シャフト部分のフェルトを純正改良品の新品に交換
そして、キャブレターで1番大切な部品
スロットルバルブ=バタフライ
バタフライを仮付けしていき、精度国産No. 1 キースターのリペアキットを使い組み上げていきます。
安物のリペアキットが多数出ていますが、当店は値段問わず信用出来る物しか使用しません。
4連バラバラの状態でバタフライを本付けしないのには理由が有りますが、それはまた後日で‥
ジェット類を組み込み、形にしていき‥
バルブシートの確認、腐食などで当たり面の状態が悪ければ特殊治工具にて修正していきます。
バルブシート自体が悪ければオーバーフローは何しても絶対に止まりません。
特殊治工具でも修正不能のシートは抜き替えします。
油面変わりますので、こちらも専用の特殊治工具にて打ち込み調整、油面よりも実油面の方が大切ですので、実油面で調整
そして、調整が終われば確認を経ながら組み上げ、専用の器具で同調を取りやっと完成となります。
↑再生OH完成
※作業内容と交換部品※
↓下記部品OH料金に含まれるています。
スロットルバルブ=バタフライ真鍮製
シャフトシール
フロートチャンバーガスケット
メインジェット
スロージェット
パイロットジェット
ジェットニードル
ニードルバルブ
ジェットホルダー
ニードルジェット
パイロットスクリュー
パイロットスクリュースプリング
ワッシャー
ドレンスクリュー
スタータープランジャー
スタータープランジャースプリング
各部Oリング全て
ネジ類全てステンレス
ウェットブラスト
超音波洗浄
納期は約1ヶ月
zephyr400のキャブレターOH、ホームページよりメールにてお気軽にお問い合わせ下さい。
※2019年1月31日までお年玉キャンペーンとしまして、通常料金の20%オフでOH承っております。
※キャンペーンは終了しました。
キャンペーン対象キャブレター
cbx400f cbx550f cbr400f ゼファー400
大変お得なキャンペーンとなっておりますので、キャブレター不調でお困りの方はこの機会にご検討頂ければと思います^ ^
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シーサイドグラス